賃貸物件の経営をしていると、もうずっと空室対策を考えている…というような状況になることもあるでしょう。
お部屋が埋まらないとどうしてもオーナーはドキドキしてしまうものですよね。
今回は空室対策としておすすめしたいホームステージングという方法を紹介していきたいと思います。
ホームステージングとは
ホームステージングは室内に家具や小物などを設置して、モデルルームのようにする空室対策です。
物を買うときに人は「これを買ったら自分は…」と想像をします。
例えばみなさんも、欲しい靴を見つけたとき、それを履いた自分をイメージすると思います。
さらには、それを履いて誰かと遊びに行ったり、その靴で日々のランニングをしたら…と考えたりするでしょう。
そういった手に入れた時の想像をぜひお部屋を借りる際にもしてもらおう！というのがホームステージングです。
みなさまもご存知の通り、賃貸のお部屋というのは空室の内見に行くと実に殺風景です。
入居検討者は自分が持っている家具などを照らし合わせて「ここに何を置いて…」という想像をしながら物件を検討します。
その際に、よりイメージしてもらいやすくなるよう行うのがホームステージングということですね。
またホームステージングを行うことで、目線の誘導も行うことができます。
目立つものを置いておくことで、逆に見て欲しくないところから目を逸らさせるよう誘導するんですね。
物件のメリットを活かし、デメリットを上手く見せないようにするのがホームステージングのコツでもあります。
もちろん後からトラブルになるようなやり方はいけませんので、あくまでちょっとリフォームが行き届いていないところはあまり見られないように…程度です笑
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照明はとても有効
お部屋の雰囲気をよりよくするために、照明はとても有効なステージンググッズです。
空室時、お部屋のブレーカーは下げた状態になっているかと思います。
内見をするときにブレーカーをあげて案内をしてもらうと思いますので、ブレーカーをあげたときに全ての照明がオンになるように設定しておきます。
要はスイッチをオンにしたまま、ということですね。
おすすめはこういった間接照明です。
これを一つ置いておくだけで、こちらに目線を誘導することができますので、上手く目線の導線を考えて設置すると良いでしょう。
ステージングであまり大きい家具を入れすぎると、その家具が入居者の好みに合わなかったときには逆にマイナスになってしまいます。
なので全ての部屋の照明を全部ステージングで決めてしまう、というようなことはあまりやらない方がいいかなと思います。
照明には
- 昼光色
- 昼白色
- 電球色
がありますが、電球色は温かみがあっておすすめです。
一つの部屋だけでなく、全ての部屋で照明の色は統一するようにしましょう。
ウィンドウトリートメント、景色によって調整を
窓まわりはやはり気になるポイント。
景色が良いお部屋の場合はレースのカーテンの透過性が高いものを選んだり、あえてあまり装飾しない、というのも手です。
逆に景色があまりよくなかったり、カーテンを開けると墓地が見える、なんていうお部屋の場合は、なるべくオシャレなカーテンを選ぶ、などの心掛けがあった方が良いでしょう。
アピールできる景色なのであれば、ポップなどを設置して「ここから晴れた日は富士山が見えます！」というようなコメントを入れてみても良いと思います。
小さなポップはお部屋の良い部分をアピールするのに最適です。
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小物類で雰囲気を出す
最近は100円ショップなどで本当に可愛らしい小物をたくさん購入できるようになりました。
特におすすめなのはフェイクグリーンです。
少し緑があるだけでガラッとお部屋の雰囲気が変わり、明るい印象になります。
絵画などを置いたりすることもありますね。
その他にも、
- スリッパ
- ホカロンや扇子など気温に合わせた配慮
- スポンジや台所洗剤などの消耗品セット
- お米
といった小物、プレゼントを置いておいたりするオーナーもいます。
こういった細やかな配慮ができると、「良い大家さんなんだ」というイメージを持ってもらえますのでおすすめです。
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匂いも気にしよう
見落としがちなのが室内の匂い。
空室が長いお部屋は下水道の臭いなどがして、印象がよくありません。
しかしこれは無意識に働きかけるものなので気づかない人が多いです。
お部屋に芳香剤などを設置して、匂いの印象もよくするようにしてみてください。
自分のお気に入りのルームフレグランスなどを置いてみるといいと思います。
男女ともに差し障りのない臭いの方が良いと思うので、あまりキツすぎない香りが良いでしょう。
私は石鹸に近いようなサボン系の香りが無難でいいかなと思っています。