入居者が退去した後にクリーニングをしてから次の入居者の募集を行うと思いますが
クリーニングにはだいたいどれぐらいの期間を見込んでおけば良いのでしょうか?
できれば空室期間は短くしておきたいものですよね。
今回は入居者が退去した後のクリーニングについて解説していきたいと思います。
入居者が退去した時にやるクリーニング
入居者が退去した時にやるクリーニングですが、前の入居者がどれぐらい入居をしていたかによってもかなりクリーニングが必要な度合いは変わってくるかと思います。
やはり長く入居していた入居者が退去した後というのは、しっかりクリーニングをする必要がありますし
何かが壊れてしまっていたり、大幅なリフォームが必要になってくる場合もあります。
クロスの張り替え
入居者が長く入居していた場合は家電製品を置いていた場所の色が変わってしまっていたり、クロスに傷が付いていることもあるでしょう。
部分的に直すのが難しいのがクロスで、大体は壁4面を貼り直すことになると思います。
あまり長く住んでいなかった入居者の場合はそのままのクロスでも行けるのですが、どうしても長く住んでいる入居者だった場合はクロスの張り替えが必要になってくるでしょう。
金額的に大きな金額がかかってくるものではありませんが、部屋数が多いとそれだけ費用がかかるのは仕方ないところです。
場合によっては天井のクロスも張り替えるということもあります。
水回りのリフォーム
入居者が入居を決めるポイントとしてメインとなってくるのが水回り部分でしょう。
キッチン、お風呂、トイレなどがしっかり綺麗にリフォームされていることによって内見者は物件に持つイメージがとても良くなります。
サビなどの問題も水回りは起こりやすいですが、パッキンを取り替えるだけでも綺麗な水が出るようになりますし
必ずしもすべてを取り替える必要はないです。
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フローリングのワックスがけ
前の入居者が長く住んでいた場合は、フローリングなどにも傷が目立っていると思います。
フローリングのワックスがけをすることによってそういった傷なども目立ちにくくなりますので、新規の入居者を獲得するためには必要なクリーニングなのではないかなと思います。
畳の交換
畳のある部屋がある場合は、畳の交換も必要になってくるでしょう。
畳そのものを丸ごと交換となるとかなり費用が高くなってしまいますので表替えなどの方法にすると良いと思います。
畳のクリーニングに関しては畳の専門業者にお願いした方が良いかもしれません。
関連記事:賃貸物件の畳の張替えはいくらかかる?誰が負担する?
エアコンの清掃、または交換
エアコンのクリーニングは新しい入居者とのトラブルを避けるためにもしておいた方が良いと思います。
残置物(入居者が自己の判断でつけたもので置いていったもの)であればオーナー側が清掃・交換する必要はありませんが
最初から設備としてオーナー側で設置をしたものなのであれば清掃や交換もオーナーの義務となります。
エアコンが残置物なのかそれとも設備なのかということも賃貸借契約書にきちんと明記しておくことが大切です。
次の入居までの目安
入居者が退去してから次の入居募集をするまでの期間の目安ですが
やはりどれぐらいの期間前の入居者が入居していたかということによってクリーニングにかかってくる日数も大きく変わってきます。
基本的には一週間から三週間ほどのクリーニング期間を見ておくのが一般的ですが、
例えば木造部分が腐っていただとか、カビが発生しているというような新たな問題が見つかる可能性もあり
そういった場合は大掛かりなリフォームが必要になってくることもあるので、次の入居までに数ヶ月時間を要する場合もあるでしょう。
なるべく早くクリーニングするコツ
入居者が退去してしまった時に次の入居者を決めるためにも、なるべく早くクリーニングの期間を終わらせてしまいたいですよね。
クリーニング期間を短縮するためのコツは、入居者が退去した後にすぐにお部屋の現状を把握することです。
クリーニングの専門業者に来てもらって現状を把握した上でどれぐらいクリーニング期間がかかるか、クリーニングの詳細を含めて説明してもらうと良いでしょう。
退去してすぐ動かないとどんどんクリーニングの期間が伸びていてしまいます。
特に繁忙期前の時期はクリーニング業者が混み合っているということもありますので、とにかく早く現場を調査してもらうということが大切でしょう。
また普段からそういった専門業者を探しておき、信頼が置けてさらにレスポンスが早い業者を見つけておくことでクリーニングがスムーズに進むと思います。
入居者が入居中の修繕などでもいくつかの業者を試して、業者を選定しておくといいかもしれませんね。