不動産投資を始めてやる方の場合は中古の戸建て物件を購入して戸建投資から始めるという方もいらっしゃると思います。
一般的な物件に比べると中古の戸建は格安で購入できるものが多いですし、ローンを組まなくても現金で一括購入することができるケースも多いでしょう。
中古の戸建てを購入して戸建投資を始める場合は、リフォームにもあまりお金をかけたくないという人が多いと思います。
なるべくあまりお金をかけずにここだけ直すとある程度高見えするよというポイントを今回は解説してみたいと思います。
ドアノブなど手の触れるところ
生活をする上でやはり気になるのは自分の手が触れる所です。
特にドアノブなどは手で触れた時にザラザラしていたり錆びてしまったりしていると気になるものなのでドアノブごと交換するか、サビ取り、研磨剤などを使って磨いた方が良いでしょう。
ドアノブ自体は交換するのはそこまで難しいものではないので、トイレのドアノブなんかは割と自分でも交換できたりします。
新しいものを買ってもそこまで高いものではありません。
もちろん気にならない程度の汚れなのであれば新品にこだわらなくても良いと思います。
ガタガタしていてドアノブに安定性がない、というものに関しては、ネジの緩みのことが多いです。
ネジを絞めれば使えるノブはたくさんあるので、まずはそこを疑ってみてください。
クロス
中古の物件を買った場合はクロスは張り替えたほうが良いでしょう。
凹凸があったり、模様が複雑なものでなければカラーが入っているクロスでも一般的なホワイトのクロスと値段は相違ありません。
そのため壁の一面だけをアクセントクロスにするなどの対応をすると突然おしゃれなお部屋に見えるようになります。
アクセントクロスのカラーですが例えば和室なのであれば、畳の縁の色に合わせてみたり、床の色や押入れの色など、色がある部分と合うような色選びをすると良いでしょう。
実際にアクセントクロスを導入した事例を交えて解説した記事が別にありますので、アクセントクロスの施工を考えている場合はぜひ参考にしてみてください。
関連記事:アクセントクロスの色はどう選べばいい?オーナー目線で事例も紹介!
キッチンシンクをピカールで磨く
キッチンシンクがそのまま使えそうなものなのであればピカールなどの研磨剤を使って磨くととてもきれいに大変身します。
バイク磨きなどに使うようなコンパウンドもおすすめです。
これくらいの作業はオーナー自身でやってもそこまで負担にはならないと思いますので、なるべくリフォームにお金をかけたくないのであればやってみると良いかなと思います。
関連記事:不動産投資物件の内見をする時に見るべき室内のポイント
和室を洋室に
和室はどうしても嫌厭されがちですので、出来ればクッションフロアなどをして洋室に変えてしまうほうが良いでしょう。
きちんと木材のフローリングにするとなると大変ですがクッションフロアであれば経年劣化は早いものの今後の原状回復費用なども抑えることができると思います。
接着不要の置くだけのフロアタイルもあります。
既にフローリングであるお部屋の床があまりにも傷が付いているのであればクッションフロアを導入してみると良いでしょう。
洗面所やトイレなんかは少し派手なものを使っても見栄えが良いですよね。
関連記事:トイレを和式から洋式に変更!修繕費の相場はいくら?
洗面台を丸々変える
洗面台は必要があればまるまる変えてしまった方が良いでしょう。
例えばひび割れてしまっていたりすると印象が良くないです。
まるまる返るとしたら約3万円前後と考えるとよいかと思います。
水回りはどうしてもお金がかかってくる部分ではありますが、注目されやすい部分でもありますね。
関連記事:リフォーム業者の探し方とは?不動産オーナーの修繕事情
お風呂場の床
中古の戸建て物件だとお風呂場の床が石になっている物件もあるかと思います。
どうしても古臭い感じが出てしまうのでDIYでお風呂場の床を変えるというオーナーさんもいます。
よく使われているのがバスナフローレという床素材です。
入居検討者の目線を考える
今回は比較的安価にリフォームすることができて、高見えするポイントについてお話ししてみました。
中古物件の場合はどれだけリフォーム費用にお金をかけずに入居を決めるかどうかというところにかかっていると言っても過言ではありません。
なるべくお金をかけずに、しかし見た目がぐっと変わるようなリフォームを積極的にやっていくべきだと思います。
そのためにも、入居者目線で考えて、入居を検討するときにどのようなことをチェックするのか、ということをイメージしながらリフォーム箇所を決めていくと良いでしょう。
不動産投資にある程度慣れてくると、どのリフォームにどれくらいのお金がかかるのかということを予想することができるようになりますが、不動産投資初心者の場合はそこが一番難しいポイントですよね。
最初のうちはあまりリフォームをしなくても賃貸として出すことができるような物件をなるべく探すのが良いかもしれません。
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